Python

PythonのGUI開発を行うためのPyCharmをインストールしてみた

Pythonの開発を便利に行える統合開発環境(IDE)として、「PyCharm」というツールがあることが分かったので、今回、そのインストールを行ってみた。統合開発環境(IDE)とはソフトウェアの統合的な開発環境のことをいい、Java開発においては「Eclipse」や「IntelliJ IDEA」が該当する。

前提条件

下記記事のAnacondaのインストールが完了していること。

Python開発用のAnacondaをインストールしJupyter Notebookを利用してみた今回は、Pythonを勉強してみたいと思い、Python開発環境を構築してみたので、その手順を共有する。 Python開発用として...

やってみたこと

  1. Pythonの環境変数Path設定
  2. PyCharmのインストール
  3. Pythonプロジェクトの作成
  4. PyCharmの日本語化
  5. PyCharm上でのPythonプログラムの作成・実行

 

Pythonの環境変数Path設定

PyCharmをインストールするには、Pythonのexeファイルへの環境変数Path設定を行う必要がある。

下図のように、前回インストールしたAnacondaのディレクトリ(C:\work\python\Anaconda)に、「python.exe」が入っているので、これを環境変数Pathに追加する。
Anacondaのパス

環境変数の設定方法については、以下のサイトを参照のこと。
https://www.toyo104-memo.com/entry/windows10-path

なお、設定後の環境変数の内容は、下図の通りとなる。
Pythonの環境変数Path_1

Pythonの環境変数Path_2

環境変数を設定後、コマンドプロンプト上で「python –version」を入力すると、以下のように、AnacondaでインストールしたPythonバージョンが表示されることが確認できる。
Pythonのバージョン確認



PyCharmのインストール

PyCharmには、コミュニティ版というオープンソースと、Professional版という製品版があるが、Pythonの開発だけであればコミュニティ版で対応できるため、コミュニティ版をインストールしている。その手順は以下の通り。

1) 下記サイトにアクセスし、コミュニティ版の「ダウンロード」ボタンを押下
https://www.jetbrains.com/ja-jp/pycharm/download/#section=windows

PyCharmのインストール_1

2) ダウンロードしたPyCharmのexeファイル「pycharm-community-2019.3.3.exe」をダブルクリック
PyCharmのインストール_2

3) セットアップ画面が起動するので、「Next(次へ)」ボタンを押下
PyCharmのインストール_3

4) 必要であればインストールディレクトリを変更し、「Next(次へ)」ボタンを押下
PyCharmのインストール_4

5) Create Associationsの「.py」にチェックを入れ、「Next(次へ)」ボタンを押下
PyCharmのインストール_5

6) そのまま、「Install(インストール)」ボタンを押下
PyCharmのインストール_6

7) インストールが完了すると、下記画面が表示されるため、「Finish(完了)」ボタンを押下
PyCharmのインストール_7

Pythonプロジェクトの作成

PyCharmをインストールすると、スタートメニューからPyCharmにアクセスできるようになるため、PyCharmにアクセスし、初期設定を行い、Pythonプロジェクトを新規で作成する。

1) スタートメニューから「JetBrains」の「PyCharm Community Edition 2019.3.3」を選択
Pythonプロジェクトの作成_1

2) 設定のインポートをしない設定のまま、「OK」ボタンを押下
Pythonプロジェクトの作成_2

3) UIレイアウト背景を選択し、「Next: Featured plugins(次: 注目のプラグイン)」ボタンを押下
Pythonプロジェクトの作成_3

4) 使用するプラグインを選択し(デフォルトのままでよい)、「Start using PyCharm(PyCharmを起動する)」ボタンを押下
Pythonプロジェクトの作成_4

5) 以下のように、PyCharmのWelcome画面が表示されるので、「Create New Project(新しいプロジェクトを作成する)」を押下
Pythonプロジェクトの作成_5

6) プロジェクト名を指定し、「Create(作成)」ボタンを押下
Pythonプロジェクトの作成_6

7) 開発を行う上でのTipsが表示されるが、「Close(閉じる)」ボタンを押下。なお、Tipsの表示が不要な場合は「Show tips on startup(スタートアップ時にTipsを表示)」のチェックを外す。また、Tipsの表示が必要な場合は「Next Tip(次のTip)」ボタンを押下する。
Pythonプロジェクトの作成_7

PyCharmの日本語化

PyCharmは、メニューを日本語で表示することもできる。ここではその手順を共有する。

1) PyCharmを開いている場合は、画面を閉じる
PyCharm日本語化_1

2) 下記サイトにアクセス
https://mergedoc.osdn.jp/#pleiades.html#PLUGIN

3) 下記画面が開くので「Windows」ボタンを押下
PyCharm日本語化_3

4) ダウンロードした「pleiades-win.zip」を解凍し、「setup.exe」をダブルクリック
PyCharm日本語化_4

5) 下記画面が開くので「選択」ボタンを押下
PyCharm日本語化_5

6) PyCharmのexeを選択し、「開く」ボタンを押下
PyCharm日本語化_6

7) 下記画面のように各値が自動設定されるので、「日本語化する」ボタンを押下
PyCharm日本語化_7

8) 下記ダイアログが表示されるので、「OK」ボタンを押下
PyCharm日本語化_8

9) 下記画面で「終了」ボタンを押下
PyCharm日本語化_9

10) PyCharmを再度開き直すと、以下のように、PyCharmのメニューが日本語で表示されることが確認できる
PyCharm日本語化_10

PyCharm上でのPythonプログラムの作成・実行

PyCharm上でPythonプログラムを作成・実行するには、PyCharmの日本語化を行う前に作成したPythonプロジェクト上で、Pythonプログラムを作成し実行する。その手順は以下の通り。

1) PyCharmを起動し、PyCharmの日本語化を行う前に作成したPythonプロジェクトが表示されることを確認
Pythonプログラムの作成・実行_1

2) Pythonプロジェクトを選択し右クリックし、「新規」メニューから「Pythonファイル」を選択
Pythonプログラムの作成・実行_2

3) ファイル名を入力後、「Pythonファイル」を選択しダブルクリックする
Pythonプログラムの作成・実行_3

4) 以下のように、「(ファイル名).py」というPythonファイルが作成されることが確認できる
Pythonプログラムの作成・実行_4

5) Pythonファイル上に「Hello World!!」を表示するソースコード「print(“Hello World!!”)」を入力し、「ファイル」メニューから「すべて保存」を選択し、保存する
Pythonプログラムの作成・実行_5_1

Pythonプログラムの作成・実行_5_2

6) 「(ファイル名).py」を選択し右クリックし、「実行」を押下することで、Pythonプログラムを実行する
Pythonプログラムの作成・実行_6

7) 下方コンソールに、実行結果が表示されることが確認できる
Pythonプログラムの作成・実行_7

要点まとめ

  • 「PyCharm」を利用すると、GUIベースで便利に、Pythonの開発を行うことができる。
  • コミュニティ版の「PyCharm」であれば、無料でインストールでき、日本語化も行える。