複数のJUnitのテストクラスのテストをまとめて実行するには、テスト・スイートクラスを利用すればよい。今回は、テスト・スイートクラスのサンプルプログラムを作成してみたので、共有する。
前提条件
下記記事の実装が完了していること。
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サンプルプログラムの内容
作成したサンプルプログラムの構成は以下の通り。

なお、上記の赤枠が、今回追加したテストスイートクラスとなる。
作成したテストスイートクラスの内容は以下の通りで、@RunWithアノテーションでSuite.classを指定し、@Suite.SuiteClassesアノテーションでテスト対象クラスを指定すればよい。
package com.example.demo;
import org.junit.runner.RunWith;
import org.junit.runners.Suite;
@RunWith(Suite.class)
@Suite.SuiteClasses({
DemoServiceImplTest.class
, DemoServiceImplTest2.class
, DemoServiceImplTest3.class
})
public class DemoServiceImplTestSuite {
}その他のソースコード内容は、以下のサイトを参照のこと。
https://github.com/purin-it/java/tree/master/junit-testsuite/demo
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また、@Suite.SuiteClassesアノテーションでテスト対象クラスの実行結果は以下の通り。
さらに、作成したテストスイートクラスの実行結果は以下の通り。

上記より、DemoServiceImplTest.java、DemoServiceImplTest2.java、DemoServiceImplTest3.javaの3クラスが実行されたことが確認できる。
要点まとめ
- 複数のJUnitのテストクラスのテストをまとめて実行するには、テスト・スイートクラスを利用すればよい。
- テスト・スイートクラスでは、@RunWithアノテーションでSuite.classを指定し、@Suite.SuiteClassesアノテーションでテスト対象クラスを指定すればよい。








