バッチファイル

バッチファイルでSELECT文の実行結果をファイルに出力してみた

バッチファイルとは、Windows環境で実行できるコマンド列を記述したテキストファイルで、バッチファイルを使うと、データベースに接続してSQL文を実行するだけでなく、そのSQL文の実行結果をファイルに出力することもできる。

今回は、バッチファイルからSQL Serverに接続し、SELECT文を実行した結果をファイルに出力してみたので、そのサンプルプログラムを共有する。

前提条件

下記記事の実装が完了していること。

バッチファイルからSQL Serverに接続してみたバッチファイルとは、Windows環境で実行できるコマンド列を記述したテキストファイルで、バッチファイルを使うと、例えばデータベースに接...

サンプルプログラムの作成

サンプルプログラムの構成は、以下の通り。
サンプルプログラムの構成

setting.iniの内容は以下の通りで、前提条件のプログラムと同じ内容で、データベースの接続先などを定義している。

output_maxid_minid.batの内容は以下の通りで、変数execSqlに定義した2つのSQLを実行し、結果をoutput.log(変数outputFileで定義)に出力している。



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サンプルプログラムの実行結果

サンプルプログラムの実行結果は、以下の通り。

1) バッチファイルを実行前のデータは、以下の通り。

サンプルプログラムの実行結果_1

2) コマンドプロンプトを起動し、バッチファイルが存在するディレクトリ(C:\tmp)に移動し、各ファイルの存在を確認する。
サンプルプログラムの実行結果_2

3) バッチファイル(output_maxid_minid.bat)を実行する。実行すると、コマンドプロンプトには以下の値が表示される。
サンプルプログラムの実行結果_3

4) バッチ実行後にバッチファイルが存在するディレクトリ(C:\tmp)を確認すると、以下のように、output.log(変数outputFileで定義)が出力されていることが確認できる。
サンプルプログラムの実行結果_4

5) output.log(変数outputFileで定義)の中身は以下の通りで、コンソール上と同じ内容が出力されていることが確認できる。
サンプルプログラムの実行結果_5

6) user_dataテーブルの内容を、以下のように変更する。

サンプルプログラムの実行結果_6

7) バッチファイル(output_maxid_minid.bat)を再度実行する。実行すると、コマンドプロンプトには以下の値が表示される。
サンプルプログラムの実行結果_7

8) output.log(変数outputFileで定義)の中身は以下の通りで、コンソール上と同じ内容が追加で出力されていることが確認できる。
サンプルプログラムの実行結果_8

要点まとめ

  • バッチファイルとは、Windows環境で実行できるコマンド列を記述したテキストファイルで、バッチファイルを使うと、データベースに接続してSQL文を実行するだけでなく、そのSQL文の実行結果をファイルに出力することもできる。
  • バッチファイル内で、関数(特定の処理を1つにまとめたもの)を呼び出すこともできる。