Docker

コマンドでDockerコンテナの起動をしてみた

Dockerを使うことで、1台のサーバー上で様々なアプリケーションを手軽に仮想化・実行することができる。

Dockerによって構築されるアプリケーションの実行環境(仮想環境)のことをDockerコンテナといい、その動作環境についてまとめたテンプレートファイルをDockerイメージという。

今回は、コマンドを利用して、Dockerイメージの取得、Dockerコンテナの作成/実行、DockerイメージやDockerコンテナの削除をしてみたので、その手順を共有する。

また、Dockerイメージを保存・共有する場所のことをDockerレジストリといい、Docker公式のDockerレジストリとして、よく使われているのが「Docker Hub」となる。

今回利用するDockerイメージ「hello-world」は、以下の場所に格納されている。
https://hub.docker.com/_/hello-world

DockerHub_hello-world

なお、DockerコンテナやDockerイメージ、その他Dockerに関する基礎知識は、以下のサイトを参照のこと。
https://www.kagoya.jp/howto/cloud/container/docker/

前提条件

以下の手順に従って、Windows端末上に、Docker Desktopをインストール済であること。

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やってみたこと

  1. Dockerイメージの取得
  2. Dockerコンテナの作成・起動
  3. Dockerコンテナの削除
  4. Dockerイメージの削除

Dockerイメージの取得

Dockerイメージは、「docker image pull (イメージ名)」コマンドで取得でき、「docker image ls」コマンドで確認できる。その実行例は、以下の通り。
Dockerイメージの取得_1

上記のように、「docker image pull (イメージ名)」コマンドで、ローカル環境に、指定したDockerイメージを取得できていることが確認できる。Docker Desktop上でも、以下のように、取得したDockerイメージを確認できる。
Dockerイメージの取得_2



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Dockerコンテナの作成・起動

Dockerコンテナは、「docker container run (イメージ名)」コマンドで作成・起動でき、「docker container ls -a」コマンドで確認できる。その実行例は、以下の通り。
なお、「docker container ls」コマンドでは、起動しているDockerコンテナのみ表示され、停止中のDockerコンテナも表示するには、「docker container ls -a」コマンドを利用する。
Dockerコンテナの作成・起動_1

Dockerコンテナの作成・起動_2 Dockerコンテナの作成・起動_3

上記のように、「docker container ls -a」コマンドで、ローカル環境に、指定したDockerコンテナを作成できていることが確認できる。Docker Desktop上でも、以下のように、取得したDockerコンテナを確認できる。
Dockerコンテナの作成・起動_4

なお、Dockerイメージがローカルに無い場合に、「docker container run (イメージ名)」コマンドを実行した結果は以下の通りで、ローカルにDockerイメージを取得してから、Dockerコンテナを作成・起動していることが確認できる。
Dockerコンテナの作成・起動_5



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Dockerコンテナの削除

Dockerコンテナは、「docker container rm (コンテナID)」コマンドで削除できる。その際に指定する(コンテナID)は、「docker container ls -a」コマンドを実行した時に確認できる。その実行例は、以下の通り。
Dockerコンテナの削除_1

上記のように、「docker container ls -a」コマンドで、ローカル環境の、指定したDockerコンテナを削除できていることが確認できる。Docker Desktop上でも、以下のように、取得したDockerコンテナの削除を確認できる。
Dockerコンテナの削除_2

なお、「docker container prune」コマンドを実行すると、使用していない全てのDockerコンテナを削除できる。

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Dockerイメージの削除

Dockerイメージは、「docker image rm (イメージID)」コマンドで削除できる。その際に指定する(イメージID)は、「docker image ls」コマンドを実行した時に確認できる。その実行例は、以下の通り。
Dockerイメージの削除_1

上記のように、「docker image ls」コマンドで、ローカル環境の、指定したDockerイメージを削除できていることが確認できる。Docker Desktop上でも、以下のように、取得したDockerイメージの削除を確認できる。
Dockerイメージの削除_2

なお、「docker image prune -a」コマンドを実行すると、使用していない全てのDockerイメージを削除できる。

要点まとめ

  • Dockerによって構築されるアプリケーションの実行環境(仮想環境)のことをDockerコンテナといい、その動作環境についてまとめたテンプレートファイルをDockerイメージという。
  • Dockerイメージの取得/削除、Dockerコンテナの作成/実行/削除は、コマンドを利用して実行できる。