Flaskは、Pythonで開発する際のWebフレームワークの1つで、マイクロフレームワーク(軽量で必要最低限の機能が搭載されているフレームワーク)に分類されている。
今回は、Flaskのインストールを行い、Flaskを用いたWeb画面を作成してみたので、その手順を共有する。
なお、Flaskについての詳細は、以下のサイトを参照のこと。
https://www.alobridge.com/blog/1669/
前提条件
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Flaskのインストール
2024年6月17日現在の最新バージョン(3.0.3)のFlaskをインストールする。その手順は、以下の通り。
1) コマンドプロンプトで「python –version」コマンドを実行すると、以下のように、Pythonのバージョンが確認できる。

2)「pip install flask」コマンドを実行し、最新バージョンのflaskをインストールする。

3)「flask –version」コマンドを実行すると、以下のように、インストールしたFlaskのバージョンが確認できる。

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サンプルプログラムの作成

それぞれのサンプルプログラムの内容は、以下の通り。
from demo import app
if __name__ == '__main__':
# Flaskオブジェクト(demoフォルダ内のapp)を実行する
app.run(debug=True)
from flask import Flask # Flaskオブジェクトを作成する app = Flask(__name__) # demoフォルダ内のviews.pyを実行する import demo.views
from demo import app
from flask import render_template
# http://(サーバーのIPアドレス):(ポート番号)/ にアクセスしたタイミングで、
# index.htmlを表示する
# (サーバーのIPアドレス)は127.0.0.1、(ポート番号)は5000となる
@app.route("/")
def index():
return render_template("index.html")
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>index</title>
</head>
<body>
Hello Python Flask!!
</body>
</html>サンプルプログラムの実行結果
サンプルプログラムの実行結果は、以下の通り。
1) コマンドプロンプトでserver.pyが入っているフォルダに移動し、server.pyを実行する。

2) Webブラウザで「http://127.0.0.1:5000/」とアクセスすると、以下のように、index.htmlの画面が表示される。

3) server.pyを終了するには、コマンドプロンプト上でCtrl+Cを押下する。

要点まとめ
- Flaskは、Pythonで開発する際のWebフレームワークの1つで、マイクロフレームワーク(軽量で必要最低限の機能が搭載されているフレームワーク)に分類されている。






