Azure App ServiceからAzure Functionsを呼び出す際、Get通信だけでなく、リクエストパラメータを含むPost通信も行うことができる。
今回は、Azure App ServiceからPost通信によってAzure Functionsを呼び出してみたので、そのサンプルプログラムを共有する。
なお、今回のサンプルプログラムは長くなるため、前提条件と完成したサンプルプログラムの実行結果のみ記載し、ソースコードの内容は次回の記事で記載する。
前提条件
下記記事のAzure App Service, Azure Functionsのサンプルプログラムを作成済であること。
![](https://www.purin-it.com/wp-content/uploads/2020/11/dog-3751980_640-320x180.jpg)
![](https://www.purin-it.com/wp-content/uploads/2020/11/dog-5632005_640-320x180.jpg)
また、SQL DatabaseにUSER_DATA, M_SEXテーブルを以下の構造及びデータで作成済であること。
![ユーザーテーブルデータ](https://www.purin-it.com/wp-content/uploads/2020/12/user_data.png)
![性別テーブルデータ](https://www.purin-it.com/wp-content/uploads/2020/12/m_sex.png)
なお、SQL Databaseの操作方法は以下の記事を参照のこと。
![](https://www.purin-it.com/wp-content/uploads/2020/11/adorable-1866530_640-320x180.jpg)
さらに、下記記事に従ってSTSにLombokをインストール済であること。
![](https://www.purin-it.com/wp-content/uploads/2020/02/foliage-3464744_640-320x180.jpg)
サンプルプログラムの実行結果
サンプルプログラムの実行結果は、以下の通り。
1) ローカル環境でdemoAzureFuncアプリを「mvn azure-functions:run」コマンドで起動する。
その後、Spring Bootアプリケーションを起動し、「http:// (ホスト名):(ポート番号)」とアクセスすると、以下の画面が表示される。
2) 検索条件に何も指定せず「検索」ボタンを押下すると、USER_DATAテーブルの全データが出力される。
![サンプルプログラムの実行結果_2_2](https://www.purin-it.com/wp-content/uploads/2020/12/exec_program_2_2.png)
3) 検索条件に「テスト プリン3」、性別に「女」を指定して「検索」ボタンを押下すると、以下のように、条件に合うデータが出力される。
![サンプルプログラムの実行結果_3_2](https://www.purin-it.com/wp-content/uploads/2020/12/exec_program_3_2.png)
4) ローカル環境でdemoAzureFuncアプリのapplication.propertiesの「demoAzureFunc.urlBase」を以下のように変更する。
その後、以下のように、Azure App Service、Azure Functions上にサンプルプログラムをデプロイする。
![サンプルプログラムの実行結果_4_3](https://www.purin-it.com/wp-content/uploads/2020/12/exec_program_4_3.png)
![サンプルプログラムの実行結果_4_4](https://www.purin-it.com/wp-content/uploads/2020/12/exec_program_4_4.png)
なお、Azure App Serviceにデプロイする過程は、以下の記事の「App ServiceへのSpring Bootを利用したJavaアプリケーションのデプロイ」を参照のこと。
![](https://www.purin-it.com/wp-content/uploads/2020/11/husky-3380550_640-320x180.jpg)
また、Azure Functionsにデプロイする過程は、以下の記事の「Azure FunctionsへのSpring Bootを利用したJavaアプリケーションのデプロイ」を参照のこと。
![](https://www.purin-it.com/wp-content/uploads/2020/11/australian-shepherd-3237735_640-320x180.jpg)
5) その後、「https://azureappdemoservice.azurewebsites.net/」というAzure App ServiceのURLにアクセスすると、以下の画面が表示される。
なお、上記URLは、下記Azure App ServiceのURLから確認できる。
6) 検索条件に何も指定せず「検索」ボタンを押下すると、USER_DATAテーブルの全データが出力される。
![サンプルプログラムの実行結果_6_2](https://www.purin-it.com/wp-content/uploads/2020/12/exec_program_6_2.png)
7) 検索条件に「テスト プリン3」、性別に「女」を指定して「検索」ボタンを押下すると、以下のように、条件に合うデータが出力される。
![サンプルプログラムの実行結果_7_2](https://www.purin-it.com/wp-content/uploads/2020/12/exec_program_7_2.png)