Spring Boot API連携

Spring Bootで特定のテーブルのデータ取得・追加・更新・削除を行うRest APIサービスを呼び出してみた

以前このブログで紹介した、特定のテーブルのデータ取得・追加・更新・削除を行うRest APIサービスは、Spring Bootを利用したアプリケーションで呼び出すことができる。

今回は、STS(Spring Tool Suite)を利用したSpring Bootアプリケーション上で、特定のテーブルのデータ取得・追加・更新・削除を行うRest APIサービスを呼び出してみたので、そのサンプルプログラムを共有する。

前提条件

下記記事の実装が完了していること。

Spring Bootで特定のテーブルのデータ取得・追加・更新・削除を行うRest APIサービスを作成してみたSpring Bootアプリケーションでは、@RestControllerアノテーションを利用することで、Rest APIサービスを作成...

サンプルプログラムの作成

今回はSTS(Spring Tool Suite)上で、Spring Bootアプリケーションを作成するところから開始する。その手順は、以下の通り。

1) STSを起動し、「ファイル」の「新規」メニューから「Spring スターター・プロジェクト」を選択する。
サンプルプログラムの作成_1

2) プロジェクト名やグループ・パッケージ等を指定し、「次へ」ボタンを押下する。
サンプルプログラムの作成_2

3) 必要なライブラリを選択し、「完了」ボタンを押下する。今回は、DevTools・Lombok・Spring Webが必要なので、これらを選択している。
サンプルプログラムの作成_3

4) プロジェクトが作成でき、以下のようなフォルダ構成になる。
サンプルプログラムの作成_4

5) 作成されたプロジェクトの、pom.xmlの内容は、以下の通り。



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6) 上記プロジェクトの内容に、以下の赤枠のソースコードを追加・変更する。
サンプルプログラムの作成_6

application.propertiesの内容は以下の通りで、Spring Bootアプリケーションを起動するポート番号と、デバッグログを出力するための設定を定義している。

Spring Bootのメインクラスの内容は以下の通りで、Rest APIの各種呼び出しを実行するサービスクラスを呼び出す処理を追加している。

Rest APIの各種呼び出しを実行するサービスクラスの内容は以下の通りで、USER_DATAテーブルのデータ取得・追加・更新・削除を行うRest APIサービスを呼び出している。

USER_DATAテーブルのデータを格納するためのエンティティクラスの内容は以下の通りで、Lombokを利用してコンストラクタやGetter/Setterメソッドを定義している。

Beanオブジェクトを定義するクラスの内容は以下の通りで、Rest APIの各種呼び出しを実行するサービスクラスで参照するBeanオブジェクトを定義している。

これらのソースコード内容は、以下のサイトを参照のこと。
https://github.com/purin-it/java/tree/master/spring-boot-call-rest-api-crud/demoRestApiCall



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サンプルプログラムの実行結果

Rest APIサービスのSpring Bootアプリケーションを起動後、今回作成したプロジェクトのSpring Bootアプリケーションを起動する。その結果出力されたログの内容は以下の通りで、USER_DATAテーブルのデータ取得・追加・更新・削除が問題なく実施されることが確認できる。
サンプルプログラムの実行結果_1

要点まとめ

  • Spring Bootを利用したアプリケーションにおいて、特定のテーブルのデータ取得・追加・更新・削除を行うRest APIサービスは、RestTemplateクラスを用いて呼び出すことができる。
  • RestTemplateクラスを用いてAPIを呼び出す際、HTTP メソッドを指定するが、その際、データ取得時はHttpMethod.GET、データ追加時はHttpMethod.POST、データ更新時はHttpMethod.PUT、データ削除時はHttpMethod.DELETEをそれぞれ指定する。