Spring Boot STS利用

STS上でGradleを使ってWeb画面のSpring Bootプロジェクトを作成してみた

今回は、STSを利用して、下記記事と同等のSpring Bootアプリケーションを作成してみたので、その手順を共有する。なお、今回もビルドツールにはGradleを利用するものとする。

IntelliJ IDEA上でGradleを使ってWeb画面のSpring Bootプロジェクトを作成してみたSpring Bootのプロジェクトを新規作成を「IntelliJ IDEA」のメニューから実施しようとしたところ、無料の「Commun...

前提条件

下記記事の手順に従って、STSをダウンロード済であること。

STSインストール_1
STS(Spring Tool Suite)をWindows端末上にダウンロードしてみたSpring BootアプリケーションをEclipse上で開発するには、Spring用のプラグインを同梱した「STS(Spring To...

STSによるSpring Bootプロジェクトの作成

STS(Spring Tool Suite)を起動後、以下の手順で、Gradleを用いたWeb画面のSpring Bootプロジェクトが作成できる。

1) ファイルメニューから「新規」を選択後、「Spring スターター・プロジェクト」を選択
STSでSpringBootプロジェクトの作成_1

2) 型にGradleを指定し、Javaバージョンを13に変更し、他は下記赤枠の状態で「次へ」ボタンを押下
STSでSpringBootプロジェクトの作成_2

3) 依存関係に「Spring Web」「Thymeleaf」を追加後、「次へ」ボタンを押下
STSでSpringBootプロジェクトの作成_3

4) そのまま、「完了」を押下
STSでSpringBootプロジェクトの作成_4

5) 作成後のSpring Bootプロジェクトのプログラム構成は以下の通り。
STSでSpringBootプロジェクトの作成_5

また、作成されたDemoApplication.javaの中身は以下の通り。

さらに、build.gradleの中身は以下の通り。

なお、「application.properties」は空のファイルになっている。



作成したSpring Bootプロジェクトでのプログラム編集

IntelliJ IDEAを利用した場合と全て同じ内容で、以下の手順で、application.propertiesを変更し、コントローラ・HTMLファイルを新規作成する。

プログラム編集後のサンプルプログラム構成は以下の通り。
編集後のサンプルプログラムの構成

application.propertiesには、以下のように「server.port=ポート番号」を追加する。
application_properties

また、Controllerクラスの内容は以下の通り。

さらに、HTMLファイルの内容は以下の通り。



作成したSpring Bootプロジェクトの実行結果

作成したSpring Bootプロジェクトの実行結果は、以下の通り。

1) Spring Bootを起動する「DemoApplication.java」を選択し右クリックし、「実行」メニューから「Spring Bootアプリケーション」を選択
SpringBootプロジェクトの実行_1

2) 下記ダイアログが表示された場合は、「アクセスを許可する」ボタンを押下
SpringBootプロジェクトの実行_2

3) 起動すると、下記コンソールが表示される
SpringBootプロジェクトの実行_3

4) Webブラウザ上で「http://(サーバー名):(ポート番号)/」とアクセスすると、下記画面が表示される
SpringBootプロジェクトの実行_4

5) Spring Bootアプリケーションを停止するには、「■」ボタンを押下
SpringBootプロジェクトの実行_5

要点まとめ

  • STS(Spring Tool Suite)の場合、画面上から、Gradleを用いたWeb画面のSpring Bootプロジェクトが作成できる。