SSAS

キューブ(SQL Server Analysis Servicesプロジェクト内)の権限設定を行った(1)

これまでは、SQL Server Analysis Services(SSAS)プロジェクトをサーバーに公開後は、全てのキューブを閲覧できる権限設定しか行ってこなかったが、今回、ログインユーザーによって表示できるキューブを変更できるようにしたので、その手順について述べる。

前提条件として、下記記事のActive Directoryの設定が終わっている必要がある。

Active Directoryを使って外部からSQL Server Analysis Servicesにアクセスしてみた(4)今回も引き続き、Active Directoryを使って、同一ドメイン内の他のPCからSQL Server Analysis Servi...

例えば、以下のようにSSASCube1, SSASCube2があるSQL Server Analysis Services(SSAS)プロジェクト内で、test_sqlserverユーザーはSSASCube1,SSASCube2の両方が参照でき、test_cubeユーザーはSSASCube1のみ参照できるよう、設定することができる。
SSAS_キューブ

実際、test_sqlserverというドメインユーザーでログインすると、以下のように、SSASCube1,SSASCube2の両方が参照できる。
test_sqlserverによるキューブ確認1

test_sqlserverによるキューブ確認2 test_sqlserverによるキューブ確認3



他方、test_cubeユーザーというドメインユーザーでログインすると、以下のようにSSASCube1のみ参照でき、SSASCube2は参照できない。
test_cubeによるキューブ確認1

test_cubeによるキューブ確認2 test_cubeによるキューブ確認3

なお、SQL Server Management System(SSMS)でアクセスすると、表示非表示は、キューブの読み取り権限でなく定義の読み取り権限によるので、読み取り権限の有無が判断できない。
SSMSによるキューブ確認1

SSMSによるキューブ確認2

そのため、今回は、SQL Server Data Tools(SSDT)からキューブを参照する方式で確認することにした。なお、この処理ができるまでの過程については、今後記載予定。