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Spring Boot DB連携

Spring BootでSQL Serverに接続しMyBatisを利用してみた

今回は、Spring Bootアプリケーションで接続するデータベースをSQL Serverに変更してみたので、そのサンプルプログラムを共有する。

前提条件

下記記事に記載されている、Windows端末上へのSQL Serverインストールが完了していること。

SQL Serverのデータ分析を行う環境構築を行った(1)今回は、SQL Serverのデータ分析を行う環境構築として、SQL Server・SQL Server Management Stud...

また、下記記事に従ってUSER01ユーザーを作成済であること。

SQLServer認証のユーザーを作成してみた今回は、SQL ServerのSSMS(SQL Server Management Studio)を利用して、SQL Server認証の...

さらに、USER01ユーザーでログインした際に、masterデータベースに、以下のテーブルデータを作成済であること。
user_dataテーブルのデータ

m_sexテーブルのデータ

また、下記記事の「SQL ServerのTCP/IPポート開放」が完了していること。

JavaでSQL Serverにデータロードするプログラムを作成した(環境構築編)今回も引き続き、Javaで作成したSQL Serverにデータロードするプログラムについて記載する。ここでは、JavaでSQL Serv...

さらに、下記記事の実装が完了していること。

MyBatisのSQL文をXMLファイルに配置してみたMyBatisを利用するプログラムで、これまではMapperクラスに直接SQL文を記載していたが、今回はXMLファイルにSQL文を移動し...



サンプルプログラムの作成

作成したサンプルプログラムの構成は以下の通り。
サンプルプログラムの構成
なお、上記の赤枠は、前提条件のプログラムから追加/変更したプログラムである。

build.gradleの内容は以下の通りで、SQL Serverに接続するための設定を追加している。

application.propertiesの内容は以下の通りで、SQL Serverに接続するための設定に変更している。



また、UserDataMapper.xmlの内容は以下の通りで、findMaxIdのSELECT文をSQL Server用に変更している。

その他のソースコード内容は、以下のサイトを参照のこと。
https://github.com/purin-it/java/tree/master/spring-boot-sqlserver-mybatis/demo



サンプルプログラムの実行結果

Spring Bootアプリケーションを起動し、「http://(サーバー名):(ポート番号)/」とアクセスすると、以下の画面が表示される。

その他、下記記事と同じように、データの追加・更新・削除を行うことができる。

Spring BootのWEB画面上でCRUDを含むOracleアクセス処理を実装してみた(完成イメージ編)今回は、C(Create)・R(Read)・U(Update)・D(Delete)を一通り含むOracle接続処理をSpring Boo...

要点まとめ

  • Spring BootでSQL Serverに接続するには、TCP/IPポートを解放しJavaプログラムからSQL Serverへのアクセスができるようにした上で、build.gradleにSQL Serverコネクタを追加し、DB接続先設定をSQL Server用に変更すればよい。